流れの相似則 ー レイノルズ数とマッハ数

流れの相似則とは

流体には粘性と圧縮性の性質があり、レイノルズ数マッハ数が一致していれば同じ形状なら流れのパターンは相似形になります。

これを相似則(Similarity law)といいます。

流れのパターンが相似形になると空力係数も同じになります。

相似則のメリット

相似則の一番のメリットは物体の大きさを問わないことです。

大きな航空機の空力係数を調べたいとき、レイノルズ数とマッハ数を飛行条件と同じにすれば、実際の飛行中の空力係数を小型の風洞試験模型で測定できます。

まとめ

  • 流れの相似則とは、レイノルズ数とマッハ数が一致すると物体まわりの流れは大きさを問わず相似形になる法則のこと。
  • 空力係数を使用するときは、レイノルズ数とマッハ数が一致しているか確認する。
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ABOUTこの記事をかいた人

大阪出身。
東北大学大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 修士課程修了。
学生時代は数値流体力学を用いた航空機の空力設計の研究に従事。
卒業後は飛行機設計関連の仕事を担当。