流体の流れを表す代表的な方法として「流線」と「流跡線」があります。この記事では、流線と流跡線の違いと用途について解説します。
流線と流跡線
流線(streamline)
流線とは、ある瞬間のたくさん流体粒子の速度ベクトルを滑らかにつないだ線です。
流跡線(pathline)
流跡線とは、一つの流体粒子が時間経過とともに動く様子をたどる軌跡です。
流線と流跡線の使い分け
飛行機の巡航状態の空気の流れを見る場合は、定常流とみなして流線がよく使用されます。
定常流の場合、流線と流跡線は一致します。
まとめ
- 流線:ある瞬間のたくさん流体粒子の速度ベクトルを滑らかにつないだ線。
- 流跡線:一つの流体粒子が時間経過とともに動く様子をたどる軌跡。
- 流線は定常流、流跡線は非定常流に使用する。
次の記事
次の記事では、流れの基本法則の一つである「連続の式」について解説します。
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