翼型まわりの空気の流れ(粘性流体)
翼型のまわりで生じる基本的な流れの現象(流れの加速や圧力の変化)は「翼型まわりの流れ(非粘性)」の記事で解説しました。 翼型まわりの流れは粘性によってどのように変わるのでしょうか。この記事では粘性流体における翼型まわりの…
翼型のまわりで生じる基本的な流れの現象(流れの加速や圧力の変化)は「翼型まわりの流れ(非粘性)」の記事で解説しました。 翼型まわりの流れは粘性によってどのように変わるのでしょうか。この記事では粘性流体における翼型まわりの…
境界層の剥離とは 境界層の剥離とは、逆圧力勾配の流れ(流れ方向に圧力が高くなる流れ)において、境界層の流れが圧力に逆らえず停止・逆流し物体表面から剥がれてしまう現象のことです。 境界層が剥離すると、圧力抵抗が発生したり翼…
粘性とは 粘性(viscosity)とは、流体を動かすときに抵抗力が働く性質のことで、いわゆる流体の粘り気です。 水とハチミツをイメージすると、ハチミツの方がドロドロで粘性による抵抗力が強いことは容易に想像できると思いま…
ニュートンの粘性法則 粘性による抵抗力は流体内部の摩擦によって発生します。 この粘性による抵抗力のことを摩擦応力と呼び、流体ー流体間または流体ー物体間の速度勾配(速度の変化率)に比例して大きくなることが分かっています。 …
流体とは 流体は、一定の形を持たず外力を加えると自由に形を変えることができる物質の総称です。 物質の3態(固体・液体・気体)のうち、液体と気体が「流体」に分類されます。 流体の性質 流体には粘性(viscosity)と圧…
粘性係数とは 粘性係数とは、流体の粘性の大きさを表す係数のことで \(\mu\) [Pa・s]という指標で表されます。粘性係数が大きいほど粘性による抵抗が大きい流体ということを示しています。 サザーランドの公式 粘性係数…