翼型に作用する空気力
翼型に作用する力(揚力と抵抗)
静止した空気に向かって翼型を前進させる、または空気を翼型に当てると翼表面の圧力と粘性による摩擦力を合わせた空気合力(Aerodynamic resultant force)が働きます。
空気合力の作用点を風圧中心(Center of pressure)といいます。通常、空気合力と風圧中心は迎え角とともに変化します。
空気合力のうち一様流に対して垂直な成分を揚力(Lift)、平行な成分を抵抗(Drag)といいます。一様流とコード線のなす角を迎え角(Angle of attack)といいます。
翼型のような2次元の力やモーメントの記号は通常小文字で表します。
翼型に作用する回転モーメント(ピッチングモーメント)
翼型に空気力が作用すると回転モーメントが働きます。例えば翼型を前縁で固定すると前縁まわりに頭下げの回転モーメントが発生します。これをピッチングモーメント(Pitching moment)といいます。
まとめ
翼型に空気力が作用として揚力・抵抗・ピッチングモーメントの3つを考える必要があります。
参考資料
次の記事
次の記事では、翼型の揚力・抵抗・ピッチングモーメントの定義について解説します。
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